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WordPressをやめたい人へ:
理由別に分かる「次の選び方」診断

脱WordPress公開・最終確認:WordPress乗り換えセンター編集部
WordPressをやめたい人へ:理由別に分かる次の選び方
この記事の結論

「WordPressをやめたい」の正解は1つではありません。やめたい理由と、サイトで何をしているかによって、「続けて守りを固める」「静的サイトに変える」「別のCMSへ移る」「サイトを閉じる」の4つに分かれます。どの道でも、URL・ドメイン・メールの3つを先に確かめれば、大きな失敗は避けられます。

この記事の情報についてこの記事は、WordPressをやめたいと考えている会社や個人の方に向けて、判断の手がかりをまとめたものです。診断の考え方は、当社が自社のサイトを5つWordPressから移してきた経験にもとづく当センターの見立てで、すべてのサイトに当てはまるとは限りません。数字の出典は末尾にまとめました(2026年10月27日確認)。

結論:「やめたい理由」で正解は変わる

「WordPressをやめたい」と検索する人の悩みは、実はかなりばらばらです。

たとえば「更新がつらい」人と「もう何年も更新していない」人では、合う答えがまったく違います。前者は更新の手間を減らす方法が、後者は「サイトの形そのもの」を見直す方法が合っています。この記事では、まず理由を整理し、そのあと4つの質問で自分に合う道を選べるようにしました。

WordPressをやめたくなる7つの理由

よく聞く理由を7つ挙げ、それぞれ「本当の悩みはどこにあるか」を書き添えました。自分に近いものを探してみてください。

1. 更新や保守がつらい

WordPressは、本体・テーマ・プラグイン・PHP(WordPressを動かしているプログラムの言語)と、更新が必要な場所が4つあります。悩みの正体は「WordPressが悪い」ことより、守る場所が多いことです。

2. セキュリティが怖い

Patchstack社の報告では、2025年に見つかったWordPress関連の脆弱性の91%はプラグインでした。怖さの多くは、プラグインと、その更新が止まることから来ています。本当の危険度はWordPressは安全か?で解説しています。

3. 表示が遅い

プラグインや大きな画像が増えるほど、ページは重くなりがちです。遅さだけが理由なら、WordPressをやめなくても、プラグインの整理や画像の圧縮で改善できることがあります。

4. 費用の中身が分からない

保守費を払っているのに、毎月何をしてもらっているかが見えない、という悩みです。やめる前に、契約に「更新の代行」「バックアップ」「緊急時の対応」が含まれているかを確かめると、判断しやすくなります。

5. 制作会社と連絡が取れない

この場合、いちばん急ぐべきは「やめるか続けるか」ではなく、サーバーとドメインの管理画面に自分で入れるかの確認です。ここに入れないと、どの道も選べません。

6. 使い方が分からない

前任者が作ったサイトで、管理画面のどこを触ればよいか分からない、という悩みです。更新の頻度が低いなら、自分で管理画面を覚えるより、仕組みを簡単にするほうが早いことがあります。

7. ほとんど更新していない

会社案内や店舗の情報など、年に数回しか書き換えないサイトです。この場合、記事を書くための仕組み(管理画面やデータベース)を持ち続けること自体が、手間と危険を増やしているかもしれません。

[診断]4つの質問で、次の道を選ぶ

上から順に答えてください。最初に「はい」になったところが、あなたに合う道の第一候補です。

  1. Q1. このサイトがなくなって、困る人はいますか?
    いいえ(問い合わせも来ない、誰も見ていない、別のサイトに役目を移した)→ 「サイトを閉じる」が第一候補です。
    はい → Q2へ。
  2. Q2. 予約・会員・ネットショップなど、プラグインで動く業務の仕組みがありますか?
    はい(しかも、すぐには手放せない)→ 「続けて、守りを固める」が第一候補です。
    いいえ → Q3へ。
  3. Q3. ブログやお知らせを、月に数本以上、自分たちで書きますか?
    はい → 「別のCMSへ移る」か「続けて、守りを固める」が候補です。Q4で決めます。
    いいえ(年に数回、または依頼して直してもらえばよい)→ 「静的サイトに変える」が第一候補です。
  4. Q4. WordPress・プラグイン・PHPの更新を、これからも誰かが続けられますか?
    はい → 「続けて、守りを固める」でよいでしょう。
    いいえ → 「別のCMSへ移る」が第一候補です。

やめたい理由ごとに、よく当てはまる道を表にすると次のようになります。

やめたい理由よく合う道理由
更新や保守がつらい静的サイト/別のCMS更新が必要な場所そのものが減る
セキュリティが怖い静的サイト/続けて守る入口を減らすか、手前で止めるか
表示が遅いまず続けて改善を試す整理だけで直ることがある
費用の中身が分からない契約を確かめてから判断費用の問題か、仕組みの問題かを分ける
制作会社と連絡が取れないまず管理権限を取り戻す権限がないと、どの道も選べない
使い方が分からない静的サイト管理画面を覚えなくてよくなる
ほとんど更新していない静的サイト/閉じる使わない仕組みを持ち続ける理由が薄い
診断どおりにならないこともありますページ数がとても多い、独自に作り込んだ機能がある、複数のサイトが1つのサーバーに同居している、といった場合は判断が変わります。表はあくまで出発点として使ってください。

4つの道の中身

道1:続けて、守りを固める

WordPressはそのままにして、守りを厚くする道です。予約や会員の仕組みなど、手放せない機能があるときの現実的な選択肢です。

向いている人:更新を続けられる担当者か、保守の契約がある。注意点:やめたい理由が「更新がつらい」なら、根本的な解決にはなりません。

道2:静的サイトに変える

今のページを、あらかじめ作ったHTMLファイルに書き出して公開する道です。PHPやデータベース、プラグインがサイトの上で動かなくなるため、攻撃の入口と更新の手間が大きく減ります。

向いている人:会社案内・店舗・サービス紹介など、書き換えが少ないサイト。注意点:管理画面からの投稿はできなくなります。お問い合わせフォームやサイト内検索は、別の仕組みで作り直す必要があります。

道3:別のCMSへ移る

記事を書き続けたいけれど、WordPressの守りの手間からは離れたい場合の道です。選択肢には、Cloudflareが公開したEmDashのような新しいCMSや、Wix・STUDIOのようなサービス型のサイト作成ツールがあります。それぞれの違いはWordPressの代替CMS比較で解説しています。

向いている人:ブログやお知らせを定期的に書く。注意点:WordPressのテーマやプラグインは、そのままでは動かないことがほとんどです。移せるのは主に記事の中身で、デザインと機能は作り直しになると考えておきましょう。

道4:サイトを閉じる

役目を終えたサイトを、きちんと片付ける道です。使っていないWordPressは、更新されないまま放置されやすく、乗っ取られて他のサイトへの攻撃や偽ページの設置に使われることがあります。

IPAも、2026年10月のPHPの脆弱性についての注意喚起で、サポートが終わったPHPを使い続けている場合、維持が難しければシステムの移行や縮小・廃止も検討するよう案内しています。「閉じる」は、立派なセキュリティ対策の1つです。

やめる前に確認したい3つのこと

どの道を選ぶ場合でも、次の3つは作業の前に確かめてください。ここを飛ばすと、やめたあとに困ることが多いからです。

確認することなぜ必要か確かめ方
URL(検索からの入口)URLが変わると、それまでの検索評価やブックマーク、印刷物のQRコードからの入口が途切れるSearch Consoleで、検索から人が来ているページの一覧を出す
ドメインの名義と期限名義が制作会社のままだと、自分では移せない・閉じられないドメイン会社の管理画面、またはWHOIS情報で確かめる
メール同じドメインでメールを使っていると、サーバーやDNSの変更でメールが止まることがあるサーバーの管理画面で、メールアカウントと転送の設定を控える

移すときの全体の流れは脱ワードプレス完全ガイドで5つのステップに分けて解説しています。

サイトを閉じる場合の手順

Q1で「閉じる」になった方向けの手順です。順番を守ると、メールの停止や、ドメインの悪用といった事故を避けられます。

  1. 中身を保存する
    WordPressの記事のエクスポート、データベースとファイルのバックアップを取ります。あとで参照したくなったときのため、ページを静的なHTMLとして保存しておくのもおすすめです。
  2. メールの行き先を決める
    そのドメインでメールを使っているなら、サーバーを解約する前に、メールだけ別のサービスへ移します。
  3. 移転先があれば、案内を出す
    新しいサイトがあるなら、古いURLから新しいURLへ自動で転送する設定(301リダイレクト)を一定期間残します。
  4. WordPressを停止・削除する
    管理画面とファイルをサーバーから消します。同じサーバーに別のサイトがあれば、そちらに影響がないか確かめます。
  5. Search Consoleで後始末を確かめる
    検索結果に古いページが残っていないか、数週間ほど様子を見ます。
  6. サーバーを解約する(ドメインは急がない)
    サーバーは解約してかまいませんが、ドメインはすぐに手放さないことをおすすめします。手放したドメインは他人が取得でき、過去の会社名や評判を利用したサイトに使われるおそれがあります。

やめるときに起きがちな失敗

WordPressをやめるときや、別の仕組みへ移すときに、起きやすい失敗と防ぎ方をまとめました。

起きがちな失敗どうなるか防ぎ方
DNSを切り替えたら、メールが届かなくなった取引先からのメールが数日届かず、気づくのが遅れる切り替え前にメールの設定(MXレコードなど)を控え、切り替え後すぐに送受信を試す
お問い合わせフォームを移し忘れた見た目は動いているのに、問い合わせが届かない切り替え当日に、自分でフォームから送ってみる
URLが変わり、検索からの訪問が減ったよく見られていたページへの入口が途切れるURLを変えない。変えるページは301リダイレクトで案内する
古いWordPressを消さずに放置した新しいサイトとは別に、古いサイトが乗っ取られる切り替え後しばらく様子を見たら、計画的に削除する
ドメインをすぐ解約したメールが止まる。他人に取得されるおそれドメインは最後まで持ち続ける

逆に、うまくいくケースに共通するのは、作業の前に「今のサイトにあるもの」を書き出していることです。ページの一覧、プラグインの一覧、フォーム、メールアカウント。これが揃っていれば、どの道を選んでも、移したあとに慌てることはほとんどありません。

なお、セキュリティが理由でやめたい方は、AIを使ったサイバー攻撃の種類も参考にしてください。どの攻撃が自分のサイトに関係するかが分かると、続けるかやめるかの判断がしやすくなります。

よくある質問

WordPressをやめると、今の見た目は変わってしまいますか?

変えずに移せることが多いです。静的サイトに変える方法なら、今のページをそのままの見た目で書き出せます。別のCMSに移る場合は、デザインを作り直す必要があることが多いので、移る前に確かめてください。

WordPressの管理画面にログインできなくても、やめられますか?

サーバーやドメインの管理画面に入れれば、多くの場合は進められます。どちらにも入れない場合は、まず契約者の名義と、サーバー会社・ドメイン会社がどこかを確かめることから始めます。制作会社が契約している場合は、名義の変更を相談する必要があります。

サイトを閉じたら、ドメインも解約したほうがいいですか?

すぐには解約しないことをおすすめします。そのドメインでメールを使っている場合は、メールも止まります。また、解約したドメインは他人が取得できるようになり、過去の会社名や評判を利用した別のサイトに使われるおそれがあります。少なくとも数年は持ち続けるか、慎重に判断してください。

やめたいのは更新がつらいからです。自動更新にすれば続けられますか?

続けられる場合もあります。WordPress本体やプラグインの自動更新を有効にすれば、手間はかなり減ります。ただし、PHPの更新や、更新でデザインが崩れたときの対応は残ります。それも含めて担当できる人がいるかどうかで判断してください。

ブログを書いているのですが、静的サイトにすると書けなくなりますか?

管理画面から自分で投稿する、という使い方はできなくなります。月に数本以上書くなら、EmDashなどの別のCMSか、WordPressを残して守りを固める道のほうが合っています。年に数回程度なら、静的サイトにして更新を依頼する形でも困らないことが多いです。

どの道が合うか、自分では決められません。

この記事の4つの質問で、おおよその方向は分かります。ページ数、使っているプラグイン、フォームの有無などで細かい判断が変わるため、迷ったら当センターの無料サイト診断をご利用ください。URLを送るだけで、合いそうな選択肢をお返しします。

参照元

どの道が合うか、サイトを見て一緒に考えます

URLを送るだけで、今のサイトの状態と、合いそうな選択肢をお返しします。

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WordPress乗り換えセンター編集部

運営:株式会社イメージ・ジャパン(1997年創立)。WordPressからの乗り換えと乗り換え後の見守りのほか、Web制作・SEO、AI導入支援、自社AIツール(VCT・Symphy・Mapvoice AI)の開発・運営を手がけています。

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