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WordPressからの乗り換え先5つを比較:
サーバー変更・Cloudflare・静的化・EmDash・SaaS

比較・選び方公開・最終確認:WordPress乗り換えラボ編集部
WordPressからの乗り換え先5つを比較
この記事の結論

WordPressからの乗り換え先は5つあります。ほとんど更新しないなら静的サイト、ブログを書き続けるならEmDashなどのCMS、予約・会員・ECを手放せないならWordPressを残してCloudflareで守るのが基本の考え方です。どこへ移るかで「引き継げるもの」と「失うもの」が大きく変わるため、先にそこを比べるのが失敗しない近道です。

この記事の情報について2026年10月29日時点の、Cloudflare公式(ブログ・開発者向けドキュメント)とWordPress公式の公開情報をもとにまとめています。表の評価は一般的な傾向で、サイトの作り方や規模によって変わります。各サービスの料金や機能は変わることがあるため、契約前に公式の情報を確かめてください。

結論:「更新の頻度」と「手放せない機能」で決まる

乗り換え先を選ぶときに見るべきことは、実は2つだけです。

  1. どれくらいの頻度で、誰が更新するか
    年に数回なら、管理画面がなくても困りません。毎週記事を書くなら、自分で書ける画面が必要です。
  2. WordPressのプラグインに頼った機能があるか
    予約、会員、ネットショップ(EC)、検索などです。これがあると、移す先が限られます。

この2つが決まると、5つの乗り換え先のうち、候補は1〜2つにしぼれます。

この記事の対象

「ワードプレス 乗り換え」と検索すると、ほかのサービスからWordPressへ移る話と、WordPressからほかへ移る話が混ざって出てきます。この記事は後者、つまりWordPressから離れたい、または今の使い方を変えたい人に向けた記事です。

「そもそもやめるべきか」から考えたい方は、先にWordPressをやめたい人へ:理由別に分かる「次の選び方」診断をご覧ください。この記事は、乗り換え先を移す作業の目線で比べます。

乗り換え先5つの全体像

5つの乗り換え先は、「WordPressをどこまで残すか」で並べると分かりやすくなります。

乗り換え先WordPressはひとことで
① 別のレンタルサーバーへそのまま使う置き場所だけ変える
② Cloudflareで守るそのまま使う前に門番を置く
③ 静的サイトに変える公開はやめる(裏で残すことも可)見た目を保ったまま、動く部分をなくす
④ EmDashへ移るやめる中身を別のCMSへ移す
⑤ SaaS型サービスへ移るやめるサービスの上で作り直す

①②はWordPressを使い続ける道、③④⑤はWordPressから離れる道です。上にいくほど今と変わらず、下にいくほど作り直す部分が増えます。

[表]何が引き継げて、何を失うか

乗り換えでつまずく原因の多くは、「移したら、これが動かなくなった」という見落としです。項目ごとに比べます。

項目① 別サーバー② Cloudflare③ 静的サイト④ EmDash⑤ SaaS
記事・ページの中身そのままそのままそのまま書き出せる取り込める多くは手作業で移す
見た目(デザイン)そのままそのままほぼそのまま作り直し作り直し
URLそのままそのまま保ちやすい設定しだいで保てるサービスの形式に合わせる場合がある
お問い合わせフォームそのままそのまま作り直し作り直しサービスの機能に置き換え
予約・会員・ECそのままそのまま使えない対応するプラグインしだいサービスの機能しだい
自分で投稿する画面今まで通り今まで通りなくなるあるある
更新・保守の手間今と同じ今と同じほぼなくなる少なくなるサービス任せ
あとで戻しやすいか戻しやすい外すだけ元のWordPressを残せば戻せる手間がかかる書き出し方法しだい

※一般的な傾向です。テーマの作りや、使っているプラグインによって変わります。

表の読み方「そのまま」が多いほど移すのは楽ですが、WordPressの更新の手間と攻撃される場所もそのまま残ります。「作り直し」が多いほど手間はかかりますが、その分、守る場所は減ります。楽さと安全さは、たいてい引き換えです。

5つの乗り換え先の中身

① 別のレンタルサーバーへ(WordPressは続ける)

表示が遅い、サーバー代が高い、今のサーバー会社のサポートに不満がある、といった悩みなら、この道で解決します。サーバー会社の多くが移行の手順や道具を用意しています。

② WordPressを残してCloudflareで守る

サイトの手前にCloudflareを置き、怪しいアクセスを途中で止める方法です。見た目も、管理画面での更新も変わりません。

③ 静的サイトに変える

WordPressで作ったページを、HTMLのファイルとして書き出し、そのファイルだけを公開する方法です。公開している側ではPHPもデータベースも動かないため、攻撃される場所がほとんどなくなります。

Cloudflareの開発者向けドキュメントでは、WordPressのプラグイン「Simply Static」で書き出したファイルを、Cloudflare Pagesに置く手順が紹介されています。同じ案内には、次の制限も書かれています。

一方で、元のWordPressは手元のパソコンの中や、関係者しか入れない場所に移しておけば、そこで編集して書き出す、という使い方も続けられます。

④ EmDashへ移る

EmDashは、Cloudflareが開発している、無料でオープンソース(MITライセンス)のCMSです。2026年4月1日に試験版として発表され、9月28日に安定版の1.0が公開されました。Cloudflareは、WordPressのコードは使っていないと説明しています。

⑤ SaaS型サービスへ移る(Wix、STUDIO、ペライチなど)

サービス会社のサーバーの上で、用意された画面を使ってサイトを作る方法です。サーバーの管理や、仕組みの更新はサービス側が行います。

あなたのサイトに合う乗り換え先

よくある4つのサイトの形で、第一候補を整理します。

サイトの形第一候補次の候補決め手
ブログやお知らせを月に数本以上書く④ EmDash② Cloudflareで守る自分で書く画面が要る。保守を減らしたいならEmDash、今の運用を変えたくないならCloudflare
ほとんど更新しない会社・店舗のサイト③ 静的サイト⑤ SaaS見た目を保ちたいなら静的化、作り直してもよく自分で触りたいならSaaS
予約・会員・ECがある② Cloudflareで守る① 別サーバー機能をすぐ手放せないなら、WordPressを残して守りを固める
役目を終えたキャンペーンサイト③ 静的サイト閉じる残す価値があるなら静的化、ないなら閉じる(閉じ方はこちら)
1つのサイトに1つの答え、とは限らない例えば「会社案内は静的サイトにして、予約のページだけ予約サービスへ」のように、ページの役割ごとに分けることもできます。予約のためだけにWordPress全体を残している場合は、この分け方で守る場所を大きく減らせます。

どこへ移っても残るリスク

乗り換えでWordPressの穴はなくせても、次のリスクはどの道でも残ります。移すときに一緒に見直してください。

移す前の棚卸しや、URLを変えないための考え方は脱ワードプレス完全ガイドでも解説しています。

費用の考え方:初期と毎月を分けて比べる

乗り換えの費用は、見積もりの金額だけで比べると判断を誤りやすくなります。「初めにかかるもの」と「毎月かかり続けるもの」に分けて比べてください。

乗り換え先初めにかかるもの毎月かかり続けるもの
① 別サーバー移す作業サーバー代+WordPressの保守(今と同じ)
② CloudflareDNSの切り替えと設定Cloudflareのプラン料金(無料から)+WordPressの保守(今と同じ)
③ 静的サイト書き出し、表示の確認、フォームの作り直し配信先の料金+更新を頼む場合の作業費。WordPressの保守はほぼ不要
④ EmDashデザインの作り直し、コンテンツの取り込み、機能の置き換え動かす場所の料金+EmDashの更新
⑤ SaaSページの作り直しサービスの利用料(プランによる)

①②は初めの費用を抑えられますが、WordPressの保守費は減りません。③④⑤は初めに作業がかかる代わりに、毎月の保守の手間が減ります。3年、5年といった期間で合計すると、どちらが合うかが見えやすくなります。

自分でできるかどうかの目安としては、①②は手順に沿えば自力でも進めやすく、③はページ数とフォームの数、④⑤は作り直す量しだいで、外部に頼むかどうかが分かれます。

よくある質問

乗り換えると、今のURLは変わってしまいますか?

乗り換え先と作り方しだいです。同じドメインを使い、ページごとのURLの形もそろえれば、変えずに移せることが多いです。URLが変わる場合は、古いURLから新しいURLへ自動で案内する設定(301リダイレクト)を、ページごとに用意します。

サーバーを変えるだけでも、セキュリティは良くなりますか?

サーバー側の守りが強くなる面はありますが、WordPress本体・テーマ・プラグイン・PHPの更新が必要なことは変わりません。更新が続けられないことが悩みなら、サーバーを変えるだけでは解決しにくいです。

静的サイトにすると、お問い合わせフォームは使えなくなりますか?

WordPressのフォームはそのままでは動きません。Cloudflareの案内でも、静的にしたサイトではWordPressのフォームとコメントは使えないとされています。外部のフォームサービスを使うか、フォームの部分だけ別の仕組みで作り直します。

EmDashには、WordPressの記事をそのまま移せますか?

記事などのコンテンツは移せます。Cloudflareは、WordPressの書き出しファイル(WXR)か、専用のプラグインを使って取り込めるとしています。一方、WordPressのテーマやプラグインはそのまま動かないため、見た目と機能は作り直しになります。

Wix・STUDIO・ペライチなどのサービスへ移るのは、どんな人に向いていますか?

サイトの規模が小さく、サーバーや更新の管理を自分で持ちたくない人に向いています。一方で、デザインや機能はサービスの仕様に左右され、将来ほかへ移るときに中身を書き出しにくい場合があります。契約前に、書き出しの方法と料金を確かめてください。

どれが合うか分からない場合は、どうすればいいですか?

まず「月に何回更新するか」と「予約・会員・ECなど手放せない機能があるか」の2つを書き出してください。それでも迷う場合は、当ラボの無料サイト診断で、今のサイトの状態と合いそうな乗り換え先をお返しします。

参照元

どの乗り換え先が合うか、サイトを見てお返しします

URLを送るだけで、今のサイトの状態と、引き継ぎで注意が必要な点をお返しします。

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WordPress乗り換えラボ編集部

運営:株式会社イメージ・ジャパン(1997年創立)。WordPressからの乗り換えと乗り換え後の見守りのほか、Web制作・SEO、AI導入支援、自社AIツール(VCT・Symphy・Mapvoice AI)の開発・運営を手がけています。

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