更新が少ないサイトは「静的サイト」、ブログを書き続けるなら「EmDashなどのCMS」、プラグインを手放せないなら「WordPress+Cloudflare」が第一候補です。開発体制があるならヘッドレスCMS、手軽さ優先ならノーコードサービスも選択肢になります。
5つの選択肢を一覧で比較
| 安全性 | ブログ更新 | 保守の手間 | 向いているサイト | |
|---|---|---|---|---|
| 静的サイト | ◎ 入口がない | △ AIや制作者に依頼 | ◎ ほぼ不要 | 会社案内・店舗・LP |
| EmDash | ◎ プラグインを隔離 | ◎ 管理画面/AI | ○ 少ない | ブログ・コラムメディア |
| WordPress+Cloudflare | ○ 手前で防ぐ | ◎ 今まで通り | △ 更新は必要 | 予約・会員・ECがあるサイト |
| ヘッドレスCMS | ○ 表示と管理が分離 | ◎ 管理画面 | △ 開発体制が必要 | 中〜大規模、開発者がいる |
| ノーコードサービス | ○ サービス側が管理 | ◎ 管理画面 | ◎ サービス任せ | 小規模、手軽さ重視 |
※評価は一般的な傾向です。サイトの規模や作り方によって変わります。
静的サイト:更新が少ないなら最も安全
静的サイトは、あらかじめ作ったHTMLファイルをそのまま配信する仕組みです。PHPやデータベースが動いていないため、攻撃の入口になる部分がそもそも存在しません。
- 良い点:安全、表示が速い、サーバー代が安くなりやすい
- 注意点:管理画面からの投稿はできない。更新はAIや制作者に依頼する形になる
EmDash:ブログを続けたい人の新しい選択肢
EmDashは、Cloudflareが2026年4月に公開したオープンソースのCMSです。WordPressの"精神的後継"をうたい、プラグインを1つずつ隔離した環境で動かす設計が特徴です。AIから記事を管理できる仕組みも備えています。
- 良い点:ブログを書き続けられる、プラグインの穴がサイト全体に広がりにくい
- 注意点:公開時点では開発者向けプレビュー。WordPressのプラグインはそのまま使えない
WordPress+Cloudflare:機能を残して守る
WordPressはそのままに、前にCloudflareを置いて危ないアクセスを手前で止める方法です。予約・会員・ECなど、プラグインに頼った機能を手放せない場合の現実的な選択肢です。
- 良い点:見た目も運用もほぼ変わらない。すぐに守りを固められる
- 注意点:WordPress・PHP・プラグインの更新は今後も必要
ヘッドレスCMS:開発体制がある会社向け
記事を管理する画面と、サイトを表示する仕組みを切り離す方式です。表示側を静的サイトにできるため安全性と速さを両立できますが、組み立てと保守に開発者が必要です。
ノーコードサービス:手軽さ重視なら
Wix・STUDIOなど、サービス上でサイトを作る方式です。更新や保守をサービス側に任せられる一方、デザインや機能はサービスの仕様に左右され、データを外へ持ち出しにくい場合があります。
失敗しない選び方
- 今後ブログを書くかを決める
書かないなら静的サイトが第一候補です。 - 手放せない機能を洗い出す
予約・会員・ECがあるなら、まずWordPress+Cloudflareで守ります。 - 誰が更新するかを決める
社内に開発者がいないなら、ヘッドレスCMSは避けるのが無難です。 - URLを引き継げるか確認する
どの乗り換え先でも、URLの維持と301リダイレクトが検索評価を守る鍵です。
進め方の全体像は脱ワードプレス完全ガイドで解説しています。
よくある質問
WordPressの代替で一番安全なのはどれですか?
更新頻度が低いサイトなら静的サイトです。PHP・データベース・プラグインといった攻撃の入口そのものがなくなります。
EmDashはもう使えますか?
2026年4月に開発者向けプレビューとして公開された新しいCMSです。機能や移行ツールは変わる可能性があるため、導入時点の最新状況を確認してから使うのがおすすめです。
ノーコードサービスに乗り換えるのはどうですか?
更新や保守をサービス側に任せられる手軽さがあります。一方で、サービスの仕様や料金に左右され、データを外に持ち出しにくい場合があります。
参照元
- Cloudflare EmDashの発表に関する報道:TechRadar、Computerworld(2026年10月27日確認)
今のサイトを見て、3つの乗り換え方からおすすめをお返しします。