脱ワードプレスの行き先は「今後ブログを書くかどうか」でほぼ決まります。書かないなら静的サイト、書くならEmDashなどのCMS、プラグインを手放せないならWordPressを残してCloudflareで守る、が基本です。
「WordPressをやめたい」と感じる5つの理由
WordPressは世界中で使われている便利な仕組みです。それでも「やめたい」という声が増えているのは、次のような理由からです。
- 更新作業が終わらない:本体・テーマ・プラグイン・PHPを、ずっと最新に保ち続ける必要があります。
- セキュリティが心配:攻撃の多くは、更新されていないプラグインや古いPHPを狙います。
- 表示が遅い:プラグインが増えるほど、ページは重くなりがちです。
- 保守費の中身が分からない:毎月払っているのに、何をしてもらっているか見えない。
- ちょっとした修正に時間がかかる:文字を1つ直すにも、制作会社に頼んで数日待つ。
どれも「WordPressそのもの」の欠陥ではなく、守り続ける手間とコストの問題です。だからこそ、その手間が要らない仕組みに移ることが解決策になります。
やめる前に確認:やめなくていいケース
次に当てはまる場合は、すぐにやめるより「WordPressを残して守りを固める」ほうが合っています。
- 予約・会員・ECなど、業務に欠かせないプラグインがある
- 社内にWordPressを更新し続けられる担当者がいる
- 大規模なサイトで、すぐに移行する予算や時間がない
乗り換え先は「ブログを書くか」で決まる
乗り換え先選びで迷ったら、次の2つの質問に答えてください。
| あなたの状況 | おすすめの乗り換え先 | 理由 |
|---|---|---|
| ブログ・お知らせをほとんど書かない | 静的サイト | 攻撃の入口になるPHP・データベース・プラグインがなくなる |
| ブログを書く+手放せないプラグインがある | WordPress+Cloudflare | 機能はそのまま、手前で攻撃を止められる |
| ブログを書く+プラグインに依存していない | EmDashなどのCMS | 記事を書き続けながら、WordPressから卒業できる |
それぞれの違いはWordPressの代替CMS比較で詳しく解説しています。
脱ワードプレスの5ステップ
- 今のサイトを棚卸しする
ページ数、使っているプラグイン、フォーム、URLの一覧を書き出します。 - 乗り換え先を決める
上の表で、ブログを書くかどうかから決めます。 - テスト環境で再現する
本番はそのままにして、新しい環境で見た目と動きを確認します。 - URLとフォームを引き継いで切り替える
URLを維持し、変わるページは301リダイレクトを設定。DNSを切り替えて公開します。 - 公開後に確認・見守る
Search Consoleで登録状況を確認し、表示や問い合わせが届くかを見守ります。
やめるときに見落としやすい4つの注意点
1. URLを変えない
URLが変わると、今までの検索評価がリセットされることがあります。できるだけ同じURLを使い、変わる場合は301リダイレクトで新しいURLへ案内します。
2. メールを止めない
ドメインの設定(DNS)を切り替えるとき、メールの設定まで消してしまう事故がよくあります。切り替え前にメール関連の設定を必ず控えておきます。
3. お問い合わせフォームを作り直す
WordPressのフォームはプラグインで動いていることが多く、そのままでは移せません。乗り換え先で作り直し、届くかどうかをテストします。
4. 古いWordPressはすぐ消さない
切り替え後しばらくは、元のWordPressを停止した状態で保管しておくと、万一のときに戻せます。
使っていないWordPressサイトの片付け方
キャンペーンサイトや古いブログなど、使っていないWordPressは乗っ取りの標的になりやすく、他のサイトへの攻撃に悪用されることもあります。
- 不要なら、データを保存したうえで削除する
- 残したいなら、静的HTMLに変換して保存し、WordPressは停止する
- どちらにするか迷うなら、まず管理画面へのアクセスを止める
よくある質問
WordPressをやめると、検索順位は下がりますか?
URL・タイトル・ページ構成を引き継げば、大きく下がることは通常ありません。URLが変わるページは301リダイレクトで新しい場所へ案内し、切り替え後はSearch Consoleで登録状況を確認します。
WordPressをやめても、ブログは続けられますか?
続けられます。投稿が多いならEmDashなどのCMSへ、たまにしか書かないなら静的サイトにしてAIに更新を頼む方法があります。
自分で脱WordPressはできますか?
小さなサイトなら可能です。ただしURLの引き継ぎ、フォームの作り直し、メール設定の確認など、見落としやすい作業があります。不安があれば専門家に任せるのが安全です。
まとめ
脱ワードプレスは「全部作り直す」ことではありません。ブログを書くかどうかで乗り換え先を選び、URL・メール・フォームを引き継げば、見た目はそのままに安全なサイトへ移れます。
URLを送るだけ。危険度とおすすめのプランをお返しします。